構成つくる図書館
地上2階建て(地下1階)の建物のうち、1階の約半分が通り抜けられる「アーケードギャラリー」に割り振られています。コンクリート床そのままの1階は、残り半分に映像や新刊雑誌のためのスペースとオフィスが配置されています。対照的に柔らかいカーペットの敷かれた2階には、開架、閉架書架と閲覧のためのスペースを置いています。
大学の行き帰りに「アーケードギャラリー」を抜けるだけで、「AVバー」や「AVシート」でDVDをチェックする学生の姿や、「マグテーブル」に整然と並ぶ最新の雑誌をガラス越しに見ることができます。
また、配架待ちの書籍でいっぱいになった巨大な棚や、その奥で働く司書たちの様子も見えます。
2階開架エリア
図書館のゲートをくぐると、正面にカーペットの階段が見えます。静かに上っていくと、まるで木の上のように明く静謐な閲覧スペースが、10万冊の開架図書と共に待っています。
階段を上って左手には、やはりガラス越しに閉架書架を見ることができます。
1階も2階も、ガラスの間仕切りは「インフォシェルフ」(情報の棚)と呼ばれ、様々な情報発信機能を備えています。「インフォシェルフ」の向こう側には、高度な資料編集機能を備えた「ラボラトリー」が置かれており、その気になれば図書館で本を作ることも可能です。